新横浜ラーメン博物館 完全ガイド

はじめに

新横浜駅から歩いてすぐの 新横浜ラーメン博物館 / ラー博 は、全国の名店のラーメンを“昭和33年(1958年)風”の街並みで味わえる場所です。

地下へ降りると、ネオンやポスターが連なるレトロな路地が広がり、食べ歩き、展示見学、体験プログラム、紙芝居や大道芸まで、半日いても飽きません。

屋内施設なので天気の心配も無用。家族、カップル、友人、ひとり旅のどれでも楽しめます。

新横浜ラーメン博物館 とは?

館内は、エントランス・ショップ・体験エリアがある1階と、昭和の街並み・ラーメン店・イベントスペース・駄菓子屋・喫茶のある地下1・2階で構成されています。

英語表示や多言語券売機もあり、海外ゲストの案内もスムーズです。

楽しみ方は大きく4つ。

食べる、学ぶ、体験する、遊ぶ。

新横浜ラーメン博物館は、この4つがひとまとめになっていて、ラーメンの「味・物語・手触り」が一日で立体的に楽しめる場所なのです。

ラー博 では何が食べられる?

ご当地ラーメンの個性が一堂に

澄んだ昆布だし、醤油、味噌、とんこつ、家系、鶏白湯など、地域性の違うラーメンがずらりと並びます。

時期によって限定メニューや期間限定のお店も登場するので、訪れる前には 公式サイト で最新情報をチェックしておくのがおすすめです。

お目当ての一杯に出会えるかも!

食べ比べは「ミニラーメン」で

気を付けたいのは、この 新横浜ラーメン博物館 では「中学生以上は一人一杯の注文」が基本ルール。

小学生以下であれば親子でシェアなども可能ですが、中学生以上はシェアすることができません。

複数のお店を回って味比べをしたい!という方には、ちょっとツライですね。

でも、そんな方には、各店で提供しているミニラーメンの活用がおすすめです。

通常より少なめのサイズなので、複数のお店を周る時の強い味方。

とはいえ、一般的に無理のない目安は2〜3杯

無理をしないようにご注意を!

ベジタブル・ラーメン

「日本の食文化としてのラーメンを世界に広げることを使命とする」と謳っているのが 新横浜ラーメン博物館 。

そのため、どんな文化や宗教の人々にも美味しいラーメンを食べてもらえるよう、日本の精進料理の技法を活かした「ベジタブルラーメン」を提供しています。

新横浜ラーメン博物館公式サイト より

公式サイトにも記載されていますが、これらの表はあくまでも「ベジタリアン向け」の説明であり、アレルギー表示ではありません。

当日のメニューや店頭掲示、スタッフの説明で最終確認をするようにしてください。

特に、アレルギーが心配な場合は、注文前に必ず相談してください。

ラーメンについて学ぶ

館内ギャラリーでは、ラーメンが日本で独自に発展してきた歴史や、ご当地ラーメンの系譜を写真や資料で紹介しています。

公式サイトでも紹介されていますが、ラーメンが誕生した背景を知ってから食べると、同じ一杯でも味の感じ方が変わるかも!?

ラー博 の体験コーナー

新横浜ラーメン博物館 では、ラーメンを食べるだけでなく、「ラーメン作り体験コーナー」が設けられています。

ラーメン作り体験

場所

1階 体験エリア

内容

生地作りから青竹打ち ➔ 麺切り ➔ ゆで ➔ 実食 までを通しで体験することができます。

自分で作った「醤油ラーメン」の味はいかに!?

国産小麦の手触り、青竹のしなりを感じ、ゆで上がりの香りまで、五感で味わえる人気プログラムです。

参加前のポイント

  • 予約制:枠は埋まりやすいので、日程が決まり次第お早目の予約を。予約は こちら
  • 対象:10歳以上(小学4年生以上)※小学1~3年生も保護者同伴であればOK
  • 料金:1人 ¥4,700~(税込) ※ラー博入場料は別途かかります
  • アレルギー:気になる方は事前に申し出を。対応方法をスタッフが案内してくれます。
  • 持ち帰り:回によっては作った麺の一部を持ち帰れることがあります。

ここが魅力≫
“トン、トン”と青竹が響く音や手の感覚が記憶に残ります。
家族の思い出作りにも最適。
体験後は、ふだん食べるラーメンの見方が、より深くなることでしょう。

ラー博 スゴメンラボ(オリジナルカップラーメン)

場所

1階 体験エリア

内容

スマホで麺(太さ・加水・かんすい・熟成)×スープ×具材×容器×フタを選び、自分だけのカップラーメンを作ることができます。

基本料金には麺・具材3種・スープ・容器・フタが含まれ、スペシャル具材は追加料金。

館内Wi-Fiにつないで操作し、完成通知に従って受け取るだけ。

営業時間は館の営業に準じ、受け取りは閉館1時間前が目安です。

参加前のポイント≫

  • スマホが必要です
  • まれに「予約制」の案内が出ることがありますので、最新の案内を確認してください。
  • 期間限定コラボで銘店スープが選べることも。タイミングが合えばぜひ。

ここが魅力≫

「なぜこの麺が好きなのか」を、太さ×加水×かんすいといった言葉で説明できるようになっちゃいます!

また、自分だけの組み合わせのオリジナルラーメン食べ比べが、ちょっとした「味の実験」みたいで楽しめますよ。

懐かしい昭和レトロ

紙芝居・季節イベント

昭和の街角を舞台に上演されています。

お子さまはもちろん、大人にとっても懐かしい時間。

開催日は公式カレンダーで確認を。

新横浜大道芸(2025年現在:休止中)

週末などにジャグリングやパントマイムが登場して、大人気の大道芸。

食後の館内散策がてらに無料で見学できるのが来館者に好評でしたが、残念ながら現在は休止中。

再開されるときには公式サイトSNSで告知するとのことなので、気になる人はチェックしてみてくださいね。

駄菓子屋「夕焼け商店」

どこの町にも必ずあった、日本の典型的な「駄菓子屋さん」が再現されています。

昔ながらの駄菓子やおもちゃが並び、待ち時間の気分転換にも最適です。

小銭を握りしめて駄菓子屋さんへ通った幼い頃を思い出しながら、つかの間、童心にかえってみては?

喫茶&すなっく「Kateko」

懐かしさ満点、昭和の香りを色濃く残す「Kateko」。

昭和の喫茶では定番だったプリン、クリームソーダ、パフェ、ババロアなど、王道の人気メニューが楽しめます。

なかでも一番人気はソフトクリーム。

このソフトクリームはテイクアウトもできるので、ぜひお試しあれ。

もちろん酒類もありますよ。

ミュージアムショップ

新横浜ラーメン博物館 1Fにある「ミュージアムショップ」では、持ち帰り麺や限定グッズが豊富に揃っています。

各店主が監修した「お土産ラーメン」がズラリと並んでいるほか、ちょっとばかり変わった香水やリップ、焼き菓子や文房具など、幅広く「話題になりそうな」なアイテムが販売されているので、来館の記念にぜひ。

横浜ラーメン博物館 基本情報

入場料(当日)

  • 大人(19歳以上):450円
  • 子ども(6〜18歳)・シニア(65歳以上):100円
  • 未就学児:無料
  • 年間フリーパス:デジタル500円/カード800円
  • 団体(15名以上):大人400円、子ども・シニア50円

※ 1階インフォメーションで当日スタンプを押せば、外出後も再入場できます。

営業時間

  • 平日 11:00〜21:00
  • 土日祝 10:30〜21:00
  • ラーメン店のラストオーダーは閉館30分前
  • 休館日:12/31・1/1(臨時の変更は公式のお知らせが優先)

その他の案内

  • 中学生以上は一人一杯が基本。
    食べ歩きしたい方はミニラーメンを活用しましょう。
  • 飲食物の持ち込み不可。
  • 館内は禁煙。(指定場所を除く)
  • 無料Wi-Fi、キャッシュレス対応
    但し、駄菓子屋・自販機など一部では現金のみの場合がありますので、小銭は用意しておきましょう。
  • ベビーチェア、子ども用食器、エレベーター、多目的トイレ、おむつ交換台などが利用可能です。
  • 車いすの貸し出しあり。

アクセス・駐車場

電車+徒歩

  • 新横浜駅(新幹線/JR横浜線/市営地下鉄)から徒歩約5分
  • 相鉄・東急新横浜線/市営地下鉄 新横浜駅10番出口から徒歩約1分
  • 地下道→10番出口→最初の信号を左→ファミリーマート先を右折→左側4件目が目印
  • 横浜駅からの目安:地下鉄約11分、JR・東急経由約15分

駐車場

  • 提携有料駐車場(館の2〜7階・屋上、175台
  • 料金:30分250円、館内利用で30分割引、当日上限2,600円
  • 0:00〜6:00は入出庫不可現金精算のみ
  • 車両制限:高さ2.1m/幅1.8m/長さ5m

よくある質問

Q. 再入場はできますか?
A. 当日スタンプで出入りできます。外で休憩してから戻るのもOK。

Q. ミニラーメンはどの店にもありますか?
A. 多くの店で用意があります(サイズや有無は店舗ごとに異なるため、注文前に確認を)。

Q. ベジタブルやアレルギー対応は?
A. 案内ページがあります。内容は変わるため、当日の店頭掲示やスタッフの説明で最終確認してください。

Q. 子連れでも楽しめますか?
A. ベビーカーでの移動、ベビーチェア、子ども用食器、多目的トイレなどが整っており、紙芝居や駄菓子屋も気分転換に役立ちます。

Q. 英語対応はありますか?
A. 英語ページや英語表記、多言語券売機があります。海外ゲストにも案内しやすいです。

まとめ

季節ごと、タイミングによっては限定店舗や限定メニューも登場する 新横浜ラーメン博物館 。

ラー博 は、単なるフードコートではありません。

ご当地の一杯を味わい、歴史を知り、体験で手触りに変え、遊びで余韻を楽しむ—

そんな「ラーメンの一日旅行」がここで完結します。

何度でも楽しめる ラー博 へ、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

この記事の英語ページはこちら↓↓↓

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